さて、合宿中ですが(って、もうええねん 笑)
こうゆう時にこそ、
まとめて書ける事を、書いていきたいなと。
伝わりにくい話かもしれないけど、
何か、ヒントになれば、嬉しいです。
そうそう、自己紹介しなきゃ、
中小企業の経営者の良き助言者となり、経営者の事業価値の向上に貢献し、
強いては、全企業の約9割を占める、中小企業の成長と継続を支える事で、
従業員の雇用を守り、生活を安定させる事で、経済を元気にしたい保険屋の木崎利長(ざっきー)です。
ちょっと、硬い話ですが、
えっ、そうなの?って話なので、
お付き合いいただき、
読んでね♪
決算書を、従業員に見せられますか?
あのね、
見せてなくても、ぜんぜん良いし、
見せなくても、何の問題もないんですが(笑)
この質問に、「ドキッ」とされたとしたら、
なぜ、「ドキッ」としたのか考えてみてください!
実は、ここに、
決算書というものに対しての、
一般的ないろんな勘違いや、
思い込みがあると思うんです。
というのも、
僕自身、会計学科出身でありながら(笑)
決算書の情報の何が経営者にとって重要で、
どうしたら、経営そのものに活用できるのかが、
明確に腹落ちして、血肉化して、
クライアントである経営者の皆様のお役に立てるまで、
ずいぶん時間がかかったからです。
また、
決算書というのは、経営者の成績表であり、
見せたくない時もある、という感情がある事も、
思考錯誤と、時間の積み重ねの中で、
腹落ちしてきた事でもあります。
また、
日本の中小企業における決算書というのが、
真実を表していない事が多い事も、
数多くの実務の中で、
腹落ちしてきた事でもあります。
そして、そもそも、
経営者の皆様ご自身が、
決算書に書かれている数字の意味を、
第三者に説明する事は、意外と難しい、
という事も、わかってきた事の一つです。
再度、もうしあげます。
僕ね、
会計学科だったんですよ。
でも、
経営者にとって、
決算書どのように使ったら良いのかわかるまで、
大学を出てからですから、
何と、
20年強、かかっているのです!
ね、
アホでしょ(笑)
学問として理解するのと、
実務に使うのってのは、
本当に違うんだなぁと…
だから、僕には、
「決算書って、よくわからんけど、、、」
って、言ってもらって構わないです。
大丈夫です。
従業員が50人以下ぐらいの経営者の方で、
決算書を戦略的に使っている方に、
僕は今まで、出会った事はありません。
というか、
決算書を、戦略的に、
積極的に使うなどという話を、
伺った事はございますか?
だからね、
もしかしたら、
あなたの経営に、使えるかもしれないのです。
なので、
ちょっと、長文ですが、付き合ってくださいね。
では、誰に見せなければ、ならないですか?
従業員さんに見せるとなると、
モヤモヤする決算書(笑)
でも、第三者に、開示していますよね!
借入をしている銀行さんや、
大手や、大口の取引先さんには、
開示されていませんか?
そもそも、
会社の決算書などというものは、
経営者の成績表ですから、
開示したくない。
ですよね。
でも、
借入をする時や、
大手との取引が始まる時など、
あなたの会社の信用を図る手段として、
「拝見させてください」と言われますが、、、
拒否しますか?
しないですよね。
だから、
どうせ見せるのなら、
ポイントだけは理解して、
見ていただけるように工夫できれば、
それは、経営にとって、
プラスの事ではないでしょうか?
そんな事言ったって、
うちの場合は、顧問税理士の先生に任せてあるよ!
って言われますが、
そこに、ちょっとしたズレがある事を、
解説したいと思います。
ポイントは、
「税務」と「財務」という言葉です。
税務とは、何でしょうか?
これは、僕の解釈ですが、
税務申告を目的として、
会計を手段として使う事ではないでしょうか?
日本の場合は、税務申告は事業者が行う義務を負いますので、
会計の数字をもとに、税務申告を行う訳です。
そうですよね、
国民の三大義務とは、
納税の義務と、子供に教育を受けさせる義務と、勤労の義務ですよね。
税務申告、めっちゃ大事だと理解しています。
では、財務とは何でしょうか?
あくまでも、僕の理解ですけどね(笑)
経営を行っていう上で、
経営の内容を第三者にも開示する方法として、
会計の数字を使う表現方法ではないかと思います。
そうそう、
税務と財務は、その目的が違うのです。
それと、そもそも、
同じ数字を扱っているのに、ルールが違います。
わかりやすい例としては「交際費」があります。
交際費の場合、
会計上(決算書)の費用には、いくらでも計上できますが、
税務上の損金として計上できるのは、上限が決まっていますよね。
同じ数字でも、表現が違う訳です。
また、
税務申告の代理は、税理士さんの税理士法に基づく専任業務です。
でもね、
税務申告の代理、なんだから、
税務申告って、代表取締役ができるんですよね。
そう、別に、税理士さんに依頼する必要はないのです。
あの、、、
税理士さんがいらない、なんて言ってるんじゃないんですよ。
それに、税務申告で漏れがあると、
追徴課税など、ペナルティがありますから、
専門家に任せるの、
当然だと思います。
でもね、
例えば、北米とか、欧州って、
税理士というカテゴリーの職業って、
無いんです、
無いんです、
無いんですよ!!!
納税というのは、
近代国家においては、
その国民の義務なので、
自分自身で行うのは、当然なんです。
まあ、
税を徴税しやすいように、
源泉徴収や、予定納税などという制度がある先進国って、
日本ぐらい、、、ですが。
さて、
話題に戻ります。
そもそも、
会計を行って、決算書を作成する本質的な意味は、
会社法に定められた、代表取締役の義務という事ですし。
それとは別に、税法があって、
税務申告があるんですよね。
税理士さんは、税務申告のプロフェッショナルです。
その、費用が顧問料であり、決算時費用です。
経理の方がいれば、会計ソフトへの入力はしますよね。
いなければ、記帳代行のコストがかかりますよね。
そうなんです、経理担当者は何を担当しているのか、
一度、立ち止まって考えてみていただきたいのです。
税務と、財務は、目的が違う
つまり、税務のために会計をするのか?
会計をした結果をもとに、財務として活用するのか?
という事ですね。
もうちょっと、噛み砕きましょう。
税務は税務申告のため、
財務は会社経営のため、
ではないかな、と。
ちょっと分かりにくいですかね。
その目的と手段が、
「税務」と「財務」では、
実は違うという事を、
知っていただきたかったのです。
実際に、この事に気づいた実例があります。
僕のクライアントで、法人税の申告を、
代表取締役ご自身でされている方がいます。
えっ!
結構びっくりですよね。
こんなこと、本当にできるのでしょうか?
その社長曰く、
「だって、会計(財務)は社長の仕事だよ。
確かに税務は、毎年税法は改正されるから、
アップデートするのは大変だけど、
従業員50人ぐらいで、売上高5億円程度なら、
いざとなれば税務署とやりとりすればいいんだから、
大丈夫だよ。
もう15期、自分でやっているし、
税務調査も受けたけど、何もなかったよ」
実は、この社長、大学は工学部出身です(笑)
この話、出会った10数年前に聞いたのですが、
5年ぐらい前に、再度、確認して聞いてみたんです。
今でもそうですか?って。
今でもそうだし、
その会社は小さな会社だけど、
電気メーカーの開発部門からの、
試作品の仕事が多く、決算書を求められるんですって。
その時に、今の会社の財務状況を、アピールしたいので、
分かりやすいように決算を組んでいる、
とのことでした。
えっ、
決算を組む?
このことも、僕自身が、財務を理解する上で、
より深く学ぶきっかけとなりました。
決算書とは、経営者ご自身が、
ご自身の会社の状況を、
外部に説明する時のツールであり、
これをきっかけとして、
理解することになる、
銀行格付けのポイントと重なります。
そう、
決算書を開示する、第三者の代表、
金融機関(銀行)が、決算書をもとに、
皆様の会社を、格付けしています。
さて、この格付けを上げることができる。
これが、財務だとすると、
興味が湧いてきませんか?
もし、顧問の税理士さんでも、
銀行格付けを意識するようなアドバイスされているなら、
税務顧問としての顧問料以上に、
コンサルティングフィーを払ってあげてくださいね!
実は、この決算組については、
過去にまとめた事があるんです。
なので、
これ、
http://www.kizakitoshinaga.jp/archives/546
読んでみてね♪
でも、もうちょっと、
わかりやすいほうが、いいですよね、、、
木﨑 利長
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
(※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)
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