明けまして、おめでとうございます。
さて、料理ブログでないことを証明するためにも(笑)
あまり、あまり力を入れすぎずに、僕の大切なクライアントの皆様に役立ったり、
気付きになったりすることを、チコチコ書いていこうと思います。
で、今年初なので、会社経営の、基礎の、基礎の、大前提である「継続」についてです。
去年、いろいろあった僕は、元旦に、いろいろ振り返りをしながら、友人と飲んでいました。
・・・
嘘です(笑)
単純に楽しんで、うぇーいって、飲んでました(汗)
で、相当飲んで、寝落ちして、翌日から熱を出して寝込んでいたんです、、、
お恥ずかしい、、、
なので、初夢なのか、2日目だったのか、3日目だったのか、実はよくわからないのですが、
夢に、去年見送った「父」が出てきたんです。
「お前、大事なことは、伝えないと、わからないんだぞ」
そんな、事を言われました。
夢の中ですし、何の流れで、こんなセリフなんだかわかりませんが、
父との最後の会話は、実は、呼吸補助機につながれていたので、出来なくって、
最後は、サムアップをされただけ、だったんです。
「もっと、話しておけばよかった・・・」
これが、正直な気持ちです。
僕は、18歳でひとり暮らしを始めましたし、そんなに帰ることもなかったでしたし、
家族が苦手でした(その話は、また、別の機会に)し、息子と父でしたので。。。
でも、でも、僕が、仕事を通してやりたいことは、
経営者であるお客様をリスクから守ることです。
できれば、違う視点で、です。
そのためには、いいにくいことも、伝えにくい事も、言わねばならないと、、、
覚悟しています。
そんな、年頭の気持ちとも相まって、父に言われたのかもしれませんね。
今後は、あまり、恰好をつけず、でも、ズケズケ発信をしていきたいと思います(笑)
さて、まず、一番、お伝えしたいことからです。
ちなみに、、、
そうすることが「好き」なので(笑)お節介め!とお笑いください。
すべての経営の前提は「継続性(サスティナビリティ)」
会社経営の目的は、継続させることにあります。
利益とか、名誉とか、社会貢献とか、社員のためとか、地域のためとか、、、
めっちゃ、いろいろありますが、、、
何しろ、それらをするためには「継続する」しかありません。
僕、仕事柄、継続ができなくなった経営者の方に寄り添ったことがあるんです。
一度や、二度じゃないですよ。
でも、その時に分かった事は、本当に、にっちもさっちもいかなくなって、
破産や、民事再生を選ばれるときには、大体が、先が見えていますので、
覚悟もされていらっさしゃるのですが、、、
その前に、不安と、困惑と、資金繰りと、生活と、プライドと、
世間体などにさらされる時、、、、
それは、
「経験したことがない人には、絶対にわからない地獄」
なんだと、傍で見ていて、教えて頂きました。
僕も、そこまで、追い詰まった事はありません。
もちろん、その後、今は再起され、活躍されている方もいらっしゃいます。
でも、でも、その方から、言われたのが先ほどの言葉なんです。
しかも、何人かの方に、同じ内容を言われたんですね。
さらに、言われたのが、
「知っているよね、経営を継続するために、最低限、チェックするべき項目があること」
キャッシュフローマネジメント = 銭の出入りを合わせる
そう、知っています。
それは、言葉にすると簡単なんです。
「キャッシュフロー(営業利益+減価償却費)と、
会計年度における借入金の元本返済額を合わせる」
です。
えー、たったこれだけ~!
はい。
根本的なポイントは、これです。
決算とは、損益の計算と、それが資産としてどのようになっているのかの表現方法であり、
現金が増えたかどうか、下世話な言葉でいえば、「銭」が儲かったかどうかはわかりません。
そうですよね、
決算は売上を発生主義で計上しますので、手元にお金がある訳ではないからです。
だから資金繰りをしなければならない訳ですよね。
でも、決算とはある時点の評価なのですから、継続していればいいのですが、
絶対に、キャッシュフロー、つまり「銭」でしか、支払いのできないないものがあるんです。
1、借入金の元本返済分
2、法人での生命保険契約の資産計上分
です。
借入金の支払利息は、経費計上できすよね。
生命保険契約の損金算入分も、経費計上できますよね。
でも、上記の2つは、キャッシュアウトする際に「銭」が出て行くんです。
「銭」じゃないと払えないんです。信用取引ではできないんです!
キャッシュフローで、注視するべきポイント
そう、
キャッシュイン < キャッシュアウト
であれば、絶対に資金繰りで、キャッシュが必要になりますし、
絶対に、借入金は減りません。
というか、足りないので、借入金は増えていきます。。。
つまり、いつか、必ず、行き詰まります。。。
決算書が、毎年黒字であっても、資金繰りに苦しみ、なぜか「銭」がない状態。
これが、決算黒字で、キャッシュフロー赤字の状態です。
まずは、チェックしてみてください。
あなたの会社の、キャッシュフロー(営業利益+減価償却費)と、
その会計年度に支払う、借入金の元本返済額の合計が、どうなっているのか。
「よくわかんねえな・・・」という方は、DMください!
次回は、もうちょっと踏み込んで、解説させていただきます。
木﨑 利長
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
(※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)
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