ファイナンス理論とは、何の関係もない「借金」についての想う事

ちょっと前に、会った事も、話したことも、SNSで絡んだこともなかった方(まったくの見ず知らずの人)から、

突然「お金を出してください」ってメッセンジャーが届きました。

 

即ブロックしました(笑)

 

友人が繋がっていようと、僕自身との関わりがなく、単なる知り合いなのであれば、ご縁とは思えないからです。

本当にご縁があるなら、いつか、直接出会うだろうしね、、、

 

それにね、僕が大切にしている方々でもされないようなことをされて、僕がそれを受け入れたとしたら、

それは、僕がご縁を大事にしている方々への裏切りだと思うんだよね。

 

だから、

ブロックです!

(とはいえ、このブログを書く前に、解除したけどさ、隠れて書くのは僕らしくない 笑)

 

でもね、、、

大好きな師匠にも、大師匠にも、ちょっとは関係する話だし、

それと、どうして自分自身が、即ブロックをしたのかを振り返ってみたら、

この感覚の話は、伝えたほうがいいかもって思ったんだよね。

 

別にその「お金ください」って言ってきた方のことは全く関係ないんだけど、

僕自身は仕事を通して「人」というどうしようもないものに寄り添ってきたから、

もしかしたら、伝えられる事もあるんじゃないのかなって、

それもあって、ファイナンス理論を使わないで「借金」についてのお話を書こうと思います(笑)

金融機関関係の皆さん、読まなくていいっすよ(爆)

 

 

ざっきーです。経営者専門の保険屋さんです。

大好きな経営者の方に、その方の経営ビジョン実現のためのお節介をして、事業価値を向上させて、経営者の皆さんを取り巻く、様々な経済的なリスク(不確実性)からお守りする事を、仕事としています。

ちゃうな、好きな人に、お節介を焼きたいだけかもしれません。

 

とはいえ、

いちおう、金融機関勤務だし、

フルコミッションだけど正社員だし、

それなりの役職もあるし(えっへん)、

何より、ファイナンスのプロなんです。

 

だからさ「お金」については、それなりのプロだから、

理由が簡単にないと、お金を貸すわけもないし、

お金を闇雲に支払う事もしないし、

お金につての相談だって、関わろうかという気持ちが僕になければ、お話もしません!

時間もお金だからね。

 

だって、プロだから、相手を選びます(笑)

 

でもね、そうはいっても、

お金についての間違った認識や、お金についての先入観や、お金について大切に思う気持ちがないと、

あれあれ、おうおう、そんなことになっとるんかのう、、、

と心配する事が、最近、多く持ち上がっているのも事実。

 

お節介ついでに、お金、特に「借金」について書いてみようと思います。

 

だから、ファイナンスの専門家は、突っ込まないようにね(笑)

 

 

さて「借金」って、その本質をルックスルーして考えるとね、

資金調達」の方法の事なんですよ!

 

今はやりの、クラウドファンディングだって、何らかの「成果」を求めて行うんだから、

資金調達方法の中の「イクイティファイナンス」ってことなんだよね。

そう、資本出資の一形態です。

だからさ、成果物が手に入った時に、なんだこれ!って事になったら、その出品者の「信用(クレジット)」は、地の底まで毀損しますよね、、、

これ、あまり気付いてない人が多いけど、資本出資って、海のものとも、山のものともわからない人に、資金を渡すわけだから、もの凄いリターンを求めるんだよね。

これ、お金の問題だけじゃなく、ありとあらゆる関係性において、主従関係的になりかねないし、当たり前だよね、資金が消えてなくなる可能性があるんだからさ、、、

そう、これを、資本調達コストっていいまして(覚えんでいいよ)、タダで出してもらう資金というのが、一番厄介なんだってことです。

 

じゃあさ、銀行のローンはどうかって話になるんだけど、

こちらは「デッドファイナンス」と呼ばれ、定期的な元本の返済義務と、定期的に調達コストとしての金利を払うことになります。

住宅ローンも、オートローンも、フリーローンも、それぞれ目的は、家、車、使用用途自由で資金を調達するんだけど、元本と金利を定期的に支払うよね。

で、住宅とかは、この定期的な支払いのモチベーションが大きいから(住まいだからね、毎月の返済は優先するよね)調達コストである金利は安い、

車もそうで、支払いが滞ると、車に乗れないし、車売られちゃうから、支払うよね、

で、フリーローン、、、

目的は自由ってんだけど、実は、一番、資金を出すほうとしては信用できないもの。

だって、今、金がないからって「何に使うんですか?」って話です。

遊興費でもいいし、誰かに貢いでいいし、もちろん生活費でもいいんだけど、、、

でも、そんな人が毎月返済できるんですか?って話だから、大きな資金は出せないし、金利もべらぼうに高くなります!

当たり前です!

だって、その資金は、誰かの稼いだ、価値そのものなのだから。

金利払いますから、ちゃんと返済しますからって、、、

あのね、信用できるの!その用途で、誰が聞いても納得できる話なのですか?って事です。

 

 

さて、辛口な事を書いていますが、

最初に書きましたが、「借金」というのは「資金調達」の方法です。

ということは、調達の目的が大事なんだ!って事に気付きませんか?

 

もし、調達の目的が、お金が必要な方の個人的な事柄だったとしたら、

それは、調達じゃなくて、共感による支援、じゃないのかなって思うんです。

 

 

モノを買いたい、セミナーに参加したい、何でもいいのですが、その目的は何なのでしょうか?

もし、それが欲しい、それを体験したい、というのであれば、調達じゃなくて、共感から入る事の方が、何百倍も大事なんじゃないのでしょうか?

 

そう、もっとスピリチュアル的に言えば、お金を欲しているあなたに「愛」をくれる方に、本当に伝えたのかって話です。

 

もっと言えば、そのためには、何かを捨てなければ、共感による支援という愛は、そう簡単に入ってきませんけど、、、

それができますか?って事なんです。

 

「お金をください」って、これ、ダミーですよね。

「私に愛をください」ですよね。

 

ねえ、見ず知らずの人の前に、共感による支援をしてくれる愛に溢れた人は、実は、身近にいるんじゃないですか?

そして、一度や二度で、共感て得られるんですか?

 

無条件で、自分のすべてを捨ててもいいから、投げ出してもいいから、差し上げてもいいから、愛をください、って信じて言えなければ、共感による支援て、なかなか難しいと思いますよ。

 

だって、愛があるはずの人に「お前にはわからないだろうから、資金調達させろ」って事だし、

「理由を説明したって、お前なんかにわかるものか、だから黙ってお金を出せよ!いいじゃねえか、いつか返すんだから」って、

そんな想いは、全くありませんか?

 

 

僕は、昔、借金まみれだったころに、父親にお金を借りたことがあります。

離婚して、何もかもなくなって、他にも借金があって、そんな頃です。

 

今考えると、恥かしい話をさらしたっけ、頭を畳に擦りつけたっけ、言ってて情けなくなって泣いたっけ、、、

 

そして、返済を続けている中で、一度も滞ったことはないし、完済してから、同じ金額を仕送りとして毎月送り、父親が亡くなった今でも、母親への仕送りとして、同じ金額を送金しています。

僕ね、これが、僕なりの愛なんよ。最近、そう思えるようになりました。

僕は、愛に満ち触れているし、両親の愛にも支えられて生きてこれたって。

自分自身だけの力なんかじゃない、ってそう思います。

 

ファイナンス理論的には、何をバカな、非効率な事をしているだって話なんだけど、

資金調達じゃない、つまり、分かりやすい目的がないお金ってのは「共感による支援」なんだよ。

言い換えればね、広い意味での「愛」なんだよ。

 

だから、受ける方も、支援する方も、その本気度が必要なんよ!

そのためには、何もかも失ってもいい、大丈夫、愛さえあれば、私は生きていけるから、お金という形の愛をください。

って話なんだと思うんだ。

 

だから、僕は共感による支援ができる方には、できる範囲でしていくつもり。

それは、お金だけでなく、僕の時間も同義語ね。

 

だから、誰にでもするわけじゃないし、いつでも共感できなくなったら、支援しなくていいと思うし、そんな自分自身を中心にした人生を生きたいなって思います。

 

今回は「お金ください」っていわれても、差し上げる気はないけど、こんなきっかけひとつをとっても、共感てのは本気の愛がないとなかなか難しいね。

でも、本気の愛があれば、驚くような事が起きるもの、また事実なんじゃないのかな。

 

ねえねえ「お金が欲しい」っていっているみなさん、

今こそ「愛」を信じて、身近な方にこそ、全てをさらしてみませんか?
僕は、そうやって、108万円という広い意味での「愛」をもらって、同じセミナーに参加した同期に、教えてもらったのです。

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木﨑 利長

木﨑 利長

ざっきー
1968年名古屋市生まれ。金融機関に勤務。クライアントの事業価値を向上させる事を目的とし、仕事を通して取り組んでいます。
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
 (※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)

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