週末ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? ちょっとだけ、気温が下がったので、ファッションを楽しみながらお出かけされたり、行楽に行かれたり、秋の味覚をいただかれたりと、お過ごしになられていいるかと。
もちろん、お仕事の方もいらっしゃいますよね、僕もそうですから(笑)
さて、最近、僕自身の仕事である「経営者専門の保険屋」という仕事をしていますと、とても感じることがあります。
僕の仕事の本質は、「カウンセリング」なのかもしれないという事です。超ロジカルなのに、面白いですね(笑)
ざっきーです。僕の仕事というのは、経営者の皆さんのお悩みを解決するのが仕事なのですが、具体的に解決するためには、最終的には、経営者の皆さまの判断と行動がなければ、何も進まないんですよね。
実際、僕ができることは、①現状を正確に把握をして、②そこから顕在化している問題だけではなく、潜在的な問題も含めて抽出して、③具体的な解決策を提示するのですけど、、、
経営者の方が、判断し、行動しない限りは、何も進みませんし、変わりませんし、時間だけが過ぎていきます。
とはいえ、お気持ちがわからなくないわけじゃないんです。
迷ったり、怖かったり、先送りしたかったりしますよね。大丈夫、それは僕もわかっていますよ。
だから、今はできなとか、今はやらないとか、そうゆう反応をいただければありがたいのですが、中には「一切のなしのつぶて」という方もいらっしゃって、こんな僕でも心が折れたりします…
まあ、もちろん想定の範囲内なので、それはそれで仕方ないし、心がおれるなんてのは、僕の中の「抱えている何かのダミー」だと思っていますけどね(笑)
「○○○が折れても、心は折れるな!」というトレーニングをしてきていますから、相当、メンタルは強く鍛えられてはいますが、根が軟弱ですから(笑)まあ、脆いけど強いということで、そこんとこよろしくお願い致します。
というか、変な形でメンタルは鍛えん方がいい気がしてますけどね♪
仕事柄、いろんな方にお会いするわけですが、やっぱり僕は、僕を必要としてくれる方に、どこまでも行こうと思います。今回の出張でも、なおさらその想いを強くした次第です。
出張から帰ってきまして、久しぶりにHDDに自動録画されているものを見ようと思って起動しましたところ、2010年制作の「パーマネント野ばら」という、菅野美穂さんが主演の映画が録画されていましてね。
それを見まして、ああ、このお話、大好きだったなぁと思い出しまして、ブログに書いてみました。
この「パーマネント野ばら」には原作がありまして、西原理恵子先生の著作です。
西原理恵子先生の作品は、心のATフィールドを簡単に破壊する力を持っている作品が多いので、辛い時や、悲しい時は、劇薬としてもの凄く効く場合もありますが、撃沈される場合もございますんで、使用方法と使用状況をきちんと把握してから、お読みくださいね♪
その、西原理恵子先生が、この作品を称しておっしゃっている言葉が、このブログのタイトルの「どんな恋でもないよりはマシやん」という言葉です。
ね、何もしないよりも、悲しいことも、辛いことも、怒ることも、楽しいことも、あった方がよくありませんか?
明日があるなんて傲慢かも。
今、どんな状況も、そこには生活と幸せがあります。
そんな言葉を思い出させてくれる、本当に優しい気持ちを、心を引き出しを掴んで開けられる映画なんです。
- あいかわらず、長いまえがき
- ざっくり、あらずじ
- 今、自分が感じているのは、本当に現実?
「パーマネント野ばら」のあらすじを紹介します。
ネタバレしますし、ご覧になられたことがない方は、絶対に読まないでください。
絶対ですよ!
ご覧になられてことがある方だけ、このまま読み進めてくださいね(こうゆう構成が間違っている気もしますが、まあええか)
ざっくり、あらずじ
舞台は、西原理恵子先生の出身地でもある高知県の田舎にある港町、そこに主人公である、なおこ(菅野美穂さん)が、離婚して、ももという娘を連れて帰ってきて、そこでの生活という物語りです。
その港町にある美容室「パーマネント野ばら」が、舞台となるのですが、その店の主人は、なおこの母のまさこ(夏木マリ)で、そこには、様々な女性客が入り浸り、世間話をしながら、とてもゲスな話題で盛り上がっています。
また、なおこの友達の、キャバクラを経営するみっちゃん(小池栄子さん)、貧乏なともちゃん(池脇千鶴さん、最高!)、そして、なおこの母まさこさんや、パーマネント野ばらに集うおばちゃんたちも、大体が男運が悪い感じの人々のです。
その物語の中で、なおこは菅野美穂さんが演じているからというものあるけど、男運の悪さを強調した不幸話や、西原理恵子先生の独特のブラックな笑い、というかバカバカしさ全開の明るいコントが続く中、美容室といういわば女性同士の井戸端会議の場では、まあ、いちばん普通です。
だから、主人公かな、という感じを受けます。
で、そんな、なおこはというと、高校時代から教師のカシマ(江口洋介さん)と付き合っていまして、高校に忍び込んで食事をしたり、飲みに行ったりと。
まあ、離婚の理由もそんなとこにあったかな、と思わせるような感じがしますし、あるとき家族が全員いなくて、カシマと温泉旅行へいったなおこ、でも、うたた寝してしまい夕方起きるとカシマが帰ってしまったことに気が付くきます。
なんか、ちょっとサスペンス的な、感じかするのね。
で、また別の日に、浜辺をデートしている2人がいるんですが、でも、みっちゃんに声をかけられて振り向くと、カシマの姿はないんです。
そう、実はカシマは、なおこが高校の時に水難事故で死んでいたんです。
なおこは、あまりのショックで忘れられなかったようで、度々カシマの幻想を見ていたんですね。
そして、このことは、母親のまさこをはじめ、周囲はみんなが知っていて、その上でなおこを、見守っていたんです。
映画は、なおこが、カシマが死んでいたのだという事実を受け入れた時、娘のももが、声をかけて迎えに来て、振り向いたところで、終わります。
はい、号泣しますよ。僕は、何回見ても、号泣します。昨日もしましたから(笑)いい涙です。
今、自分が感じている現実は、本当に現実?
ずっと前の洋画ですが、ブルース・ウィルスさん主演の、M・ナイト・シャマラン監督の「シックスセンス」という映画がありましたよね。
言うなればあれですよ、実は主人公が死んでいまして、というオチの映画です。
実は、そうゆうシチュエーションってのは、洋画ではよく取られる方法なんですが、邦画では珍しいし、まあ、何よりも、作品全体に流れる明るく、バカバカしい、ゲスなノリ(笑)
しかも、主演は菅野美穂さんという、明るく、ほんわかした感じの女優さんです!
まさか、いちばん「狂っている」っている役だなんてことを予想してなかったんです、、、
だから、ここのの引き出しを、ガバッと開けられた感じになります。
確かに、僕なんぞは何回も映画を見ているので、おかしい点に気付きます。
二人で歩いている時に、途中で聞こえなくなる足音とか、カシマの姿など、、、まあ、騙されるんだど、全体的に明るくて、ほのぼのとした感じの映画だから、本当に、ゾクっとします。
映画ですからね、もちろん作りものですけど、菅野美穂さんが、そもそも持っている天性の明るいオーラが、どれだけの心の傷を持っている主人公を演じようとも、悲しみの演技の中でも染み出してくる温かみや、癒しとして、それが本当に表現されていて、見終わった後に、ああ、そうか、そうだよねって、、、
じわーっと温かい気持ちで満たされます。
それに、他の登場人物も素晴らしい!みっちゃん演じる小池栄子さん、ともちゃん演じる天才池脇千鶴さん、母のまさこを演じる夏木マリさま。
芸達者の方々ばかりで、映画という物語の世界に引き込まれていきます。
物語としては、映画も、原作も、明るくも、確かに悲しいお話です。
でも、なおこを取り巻く登場人物たちのキャラクターが本当に、ゲスで愛おしい人ばっかりで、男運の悪さを嘆き、下ネタ全開で笑い、くだらないことで盛り上がっている人たちが、実は、心を病んでいるなおこを、本当に暖かく見守っていて、受け入れている。
実は、とても素晴らしい、羨ましいとすら思える人の関係性が描かれているのが「パーマネント野ばら」であることに気付きます。
多分、僕らの周りにも、皆さんの周りにも、いろんな関係性はあると思うのですが、自分以外の周りの方は、もっと、暖かく見ていてくれているかもしれません。
表面的にはそうじゃなくても、僕らが、他人に対して心を配るように、皆さんの周りのすべての方々も、想像以上に優しく、暖かいんじゃないのかなって思わせてくれる、映画です。
どうぞ、狭い世界に、自分の判断だけでからに閉じこもらないでください。どうぞ、ご自身を信じてください、そして、どうぞ、周りの方々の本当の優しさを信じてください。
半分以上は、自分に言っておりますが(汗)自分も、他人も、人が本質的に持っている優しさや、凄さを、なめたらいかんなと。
人は壊れていても、とても愛おしいのです。ご覧になったことのない方は、見てくださいね。
木﨑 利長
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
(※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)
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