プリンス・ロジャーズ・ネルソンは、2016年4月21日永眠されました。享年57歳、そう「プリンス」と名乗ったミュージシャン、彼の名前は本名なのです。休日ですから、彼の話を書かせてください。
もちろん、音楽の素養もない僕の話ですから、ファンの戯言として読んでくださいね。あまりにも突然でしたし、僕自身は、彼の音楽以上にリスペクトがあるもんですから、その事について書かせてくださいね。それは、題名に書いた、彼の言葉に関係がありますので。
ざっきーです。経営者専門の保険屋さんで「土日は休み」という生命保険業界の常識を無視した行動は、今でも「新人には話さないでくださいね」と釘を刺されます(笑)
常識や、こうすべきがあるうちは、ビジネスは想定の範囲内じゃないのかな?そもそも、価値がある仕事をしているのであれば、お客様は合わせて頂けますから、曜日なんて関係ないはず(笑)そうは言っても、僕が甘えているからですけど、今後の甘え続けたいと思います。
とはいえ営業会社なので、成績を残さねば、発言権どころか、生存権がありません(笑)だから、仕事は結果を残すようにしております。
よく夢では飯が食えないと言いますが、それはそうです、食えません。それと「お客様のため」という言葉は嘘じゃないかな?(笑)だって、そこまで人のために純粋になれるためには、相当自分が豊かでなくては無理だからです。僕はそこまで人間もできていませんから、無理なんですよね。
じゃあ、どうすりゃいいんだよ!となりますが、僕はこう考えることで、自分の中で折り合いつけています。「お客様のため」じゃなくて、「自分がお客様だったとしたら最善の方法は何か」ということを、正直に、きちんと提示する事だと思うんです。できない事はできない、無理な事は無理、必要ないなら必要ない、いらないならいらない、それを選べる仕事なら、勉強などしなくても、今からスタンスを変えればいいのだから、簡単です。
そう考えると、起業とか、自営業とかもそうですが、フルコミッションの生命保険業界って「ホワイト企業」かもしれません(笑)
だって、数字が全てで、仕事を休もうが、遊びで旅行に行こうが、24時間働こうが自由だし、結果が全てだから(笑)現状不満足であれば、挑戦してするのいいと思いますよ。だた、辞めていかれた方も、いっぱいいる世界ですけどね(爆)
ただ、僕はなどは本当に、運が良くて今まで来ただけです。僕は、僕のお客様方の優しさで生かして頂いていると思います。本当にありがたく思っています。まあ、運がいいというのも大事なことなので、運がいい人と付き合うのも、大事なことなんですよね。こんな業界なので「自分は人とは違う、何かしたい!」と思われる方であれば、面白い世界です。
そう、自分が知らない世界は、この世にはいっぱいあるし、それ以上に、人はそれぞれが違うのです。この「人は違っていい」ということを、常に発信し続けてきた偉大なミュージシャンが「プリンス」です。
プリンスは、1958年生まれの、唯一独自の音楽性を持ったミュージシャンです。その独自性からカリスマとして数多くのミュージシャンに影響を与えています。
この1958年というのは、アメリカの音楽界では特別な年とされています。1958年生まれのミュージシャンは他に、マイケル・ジャクソンと、マドンナがいます。ね、凄えでしょ!この3人は同い年なんですよ。
僕が最初にプリンスの音楽に触れたのは、FMのエアチェックです。今は死語ですが、昔はラジオの番組で流れている音楽を、エアチェックと称して、カセットテープに録音して聞いていたんですよ!だって、お小遣いでレコード買うなんて、そんなお金なかったもん。
これ、よく考えると、コンテンツを本当に大事にしていたな〜、好きなものに出会った時に、大事にしたな〜、最近は、すぐにダウンロードだけど、ラベルを貼ったり、整理して並べたりもしないから、ちょっと粗雑に人の作り出した価値を扱ってるのかもしれませんね。ちょっと、忘れがちなので、意識したいなと思いますもん。
僕の育った環境では、部屋にはTVがなかったので、当時のメディアはラジオカセットレコーダー、そう「ラジカセ」でした。一番好きだったのは、NHKラジオの落語特選で(笑)先代の林家正蔵さんのファンでした。今の正蔵さんではありません。
祖父と暮らしていたせいか、落語はずいぶん小さな頃から聞き慣れていましたが、洋楽は小学校3年ぐらいから聴き始めました。だって、AMラジオじゃない方(FMってことね)を聞いていると、英語の曲がかかることがあり、一番最初に衝撃を受けたのはアースウンドアンドファイヤーなんです。意外とファンクでしょ!
70年代から80年代に移る洋楽シーンの頃、ちょうど中学生だった僕の周りでは、いろんなジャンルの音楽があることがわかり、手当たり次第に聞いていましたが、最初、FMで聴いたプリンスの音楽と、ビジュアルの違いに、どうしても違和感が拭えず、音楽は聴くのに話題にしない、と言う状況でした。
そう、仲間内では、そんな話をしなかったんですよね。僕は名古屋の下町育ちなので、ヤンキーが多く、洋楽よりもジャパニーズロックだったし、YAZAWAだったし、スタークラブでした。まあ、僕の場合は、ちょっとイカれてたのと、ライブハウスが近くにある街だったので、スターリンぐらいまで、すぐに行っちゃいましたけどね♪
まあ、メジャーな音楽を語ると、詰められる世界だったので(笑)の僕の周りでは、プリンスの話題などしたことがありませんでした。
だって、クワイエットライオットとか、モトリークルーとかって話すら、ヤンキーのメタル狩りで狩られるので(笑)当時は、ヤンキーVSパンクスでしたからね、今思うと、なんじゃありゃ?ですが、子供のこだわりって半端ないから!
そんな環境だったので、カバンに、何のバンドのシール貼るかで、下校時の因縁つけられ具合は変わりましたからね。今考えると、豊かな感性の時代だったなーと思います。いじめほど陰湿じゃなく、派閥でやりあってたからね(笑)YAZAWAタオル事件とか、彼女とジャパンのコンサートに行って眠ちゃった事件とか、面白いことがいっぱいありました。
さて、プリンスのことを大好きになったのは、実は、ある女の子からプリンスのことを、教えてもらった事がきっかけでした。
プリンス自身は、インタビューとかで、そんなにメッセージは発信してないんだけど、その女の子は、ライナーノーツや、海外の音楽雑誌を翻訳してて、題名の「僕は、男性でもないし、女性でもない」という言葉や、ファンに向かってプリンスが言った「僕が僕の好きなことをするように、みんな自分の少なことをすればいい」という言葉を知ることで、彼の本当の凄さを感じることになりました。
ちょうど、アメリカのビルボードのアルバムチャートで、何十週にも渡って、プリンスの「パープルレイン」とブルーススプリングスティーンの「ボーンインザUSA」がデッドヒートしていた時の話なんですね。
どう思います、マッチョなミスターアメリカ、ブルーススプリングスティーンと対したのが、小柄な身体に、エキセントリックな髪型、フルメイク、ハイヒールですよ!そして自らをプリンスと名乗り、僕もそうだったように、何、このビジュアルって思っていた人たちに、その超絶的な音楽を聴かせることで、ことごとく降伏させてった訳ですよね。
そして、プリンスは、音楽史に、ある意味の一時代を築いて、自身を偽らずに、自己表現をするパフォーマーたちの道を、切り拓いっていったんだと思うんです。
そしてプリンスは、女性ミュージシャンを多用しましたよね。プリンスのバックバンドから、スターになったシーラEをはじめ、数多くのミュージシャンをプロとして採用していた話は特に有名です。女性のギタリスト、ベーシスト、ドラマーなど、今は普通ですが、当時はビジュアルだけじゃない?って時代でした。でも、違ったんですよね〜、こうゆう点も、プリンスの凄いところです。
最近はマーケティングでもLGBTが声高に叫ばれて、ジェンダーや、人種の壁が崩れようとしているけれど、今から30年前にすでにプリンスがやっていた!ということを忘れちゃいけないと思うんですよね。他にもそうゆうアーティストはいるけど、一貫した自分の価値観を貫いた人って、なかなか居なくありませんか?
レディガガや、ケイティペリーなど、現在のポップディーバ達は、彼女たち自身が奇抜な格好をすることで、同質化圧力の高い社会に生きづらさを感じ、受け入れなければ変わり者と馬鹿にされる若者たちに。「あなたたちはそのままで美しい」とエールを送ってていますよね。
でも、今から30年前に、すでにプリンス(他にももちろんMJや、デビットボウイなどもそうですけどね、度合いが違うよねw)は、その自らの格好や行動、歌の内容などを、まだ受け入れる態勢すらなかった世界に、果敢に立ち向かったわけです。それが、僕のプリンスというアーティストの、とても好きなところなんです。
ちょっと話しはずれますが、僕が日本のTV番組が苦手なのは、例えば女性芸人の方とかを、容姿でイジルじゃないですか?あれ、苦手なんですよね。
あのね、外見は大事だけど、それをいじるってのは、どうも苦手なんだよね。だから気付いている人は気付いてるけど、芸人いじりって世界的にはクールじゃないんよ。アメリカとか、世界のエンタメ市場ではNGですよ、だって、LGBTってそうゆうことだからね。これ、間違っちゃいけいない、性的嗜好だけの話しじゃねーからさ。
僕が、お客様にLGBTの方がいたり、障害をお持ちの方がいらしたりして、詳しく話を聞く仕事だからかもしれないけどね。だから、ハゲ、チビ、デブ、ヤセ、とかって個性だから。
それをいじっているコンテンツって、海外では放送でなくなってきているんよ。アニメやゲームにも同じことが言えて、クールジャパンとか言ってるけど、そこのせいで、展開できない。だから、コンテンツ展開は、個性を重視しないアジアが中心なんだそうです。まあ、アジアって、差別バリバリだからね(笑)
だから、ハゲ、チビ、デブ、ヤセとかさらけ出して、個性だから出せ!っていうのもあって、わかるんですけど、ちょい、違うんじゃね、とか思っちゃったりします。
だって、もう出てるから(笑)まあ、「あなたは今のそのままでいい存在なんですよ」という話なんだと思いますが、プリンスの表現方法を体験していると、それすら言わないでも、世界は少しづつ変えられるんだ、ということがわかります。まあ、だからスーパースターなんだよね。
僕は、そんなプリンスのことを、音楽そのもので気づき、表面だけの情報ではなく、内面も解釈も、自らが望んで調べれば、少しは分かり合えることを、プリンスが大好きなことを、恐れず語ってくれた女の子によって、プリンスが好きになりましたし、英語も好きになりました。
そして、表現とか芸術というのは、藤村先生が言うように「人と人が、わかりあうためのツール」なんだと、最近、再度腹落ちしたわけですね。
本当のアーティストと言われる人たちは、明らかに時代を変えてきましたし、実は輝かしい80年代から既に、社会の中でのテーマは、個性に移ってきていたのかも知れません。
同い年の、1958年生まれのスーパースター、マイケルジャクソン、プリンス、マドンナ。3人とも交流があり、それぞれにション調子あってたことは、みなさんご存知だと思います。共作もありますしね。そして、この3人の共通点がまた、興味深いのです。
3人ともに、芸名は本名の一部です!そして、大天使、王子、聖母という意味を持った名前です。残るはライブ開始に2時間待たせるw、マドンナのみですが、これもなんか、意味があるんじゃないかな?なんて考えちゃうんですよね。
木﨑 利長
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
(※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)
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