先週、いろんな方がシェアされていましたので、経営者の皆さまもご覧になられたかとは思いますが、Googleが、プロジェクトチームごとの生産性の違いはどこにあるのか、ということを分析した結果を書かれている記事がございました。
グーグルが突きとめた!社員の「生産性」を高める唯一の方法はこうだ
〜プロジェクト・アリストテレスの全貌〜
読んだことない方は、ぜひ、リンク先を読んでくださいね。頭とトンカチで叩かれるかもしれませんが、怪我はしないから、読んでくださいね。
この記事によると、結論づけられているのは、チームメンバー同士の「心理的安全性」つまり他人への心遣いや、共感や、理解力が醸成されるチームであることが、生産性のアップに繋がる!というものでした。
つまり、僕の理解では、会社や組織などの仕事であると、公私混同というのは良くないけど、なんというか、「仕事の自分」と、「本来を自分」を使い分けることは、あかんのじゃないか。という結論なんですよね。仕事というのが人生に占める時間が長いのに、その時間にいるときに、ある意味仮面をかぶって生きているなんてことは、やっぱそれは不幸だよね。だって、おかしいもん!
これ、読んでいて、ゾクッとしたのは、僕がそうだから(泣)ということ。
まあ、そりゃ演じてますよ、金融機関勤務ですしね。「本音と建前」を使い分けることをトレーニングされますし、その方が、仕事の成果につながりやすいのが現実だからです。
金融機関のマーケティングの最大の特徴は、金融リテラシーの差を使っての優先的な立場からの販売ですね。そう、よくわからない用語や、よくわからない仕組み、そもそもその担当者自身が「購入したこともない金融商品」を販売されていても、それを開示されることもなく、質問することもなく、取引をされていませんか?
これ以上書けませんが(笑)僕はそれが嫌なので、マーケティングぐらいは自由な業種、言い方変えれば、お客様を選んでいい業種である生命保険募集人、という仕事をしています。
こんな風に書くと、かっこいいんですけど、そう思えるようになったのは最近のことです。そう、最初っから、そんな真っ当なこと考える余裕もなく、ただひたすらに数字を追っていた最初の数年間がありました。
今から思うと、なんて浅はかなやつだと思いますが、それも自分自身です。しっかり、すっかり今は受け入れていまして、その時のお客様に対しては、今できることをフォローさせていただいているつもりでございます。
実は、駆け出しのころは、保険屋なのに、保険屋って言えなくてね、、、お恥ずかしい話、保険の営業なのに保険の話をしないから、お時間をくださいとか(嘘だろう、そんなもん)訳のわかんないことを話して、アポイントを頂いたりしていました。
あれ〜、でもそれは今もそうか(笑)
確かに、保険の話も、保険商品の話もしてないや(笑)まあ、本質が全然違うんですけどね。今は、ちゃんと名乗ってますし、「ざっきーは、経営者専門の保険屋なんだよね、個人はやってくれないの?」なんて言われますから大丈夫ですよね。
以前は、なんというか、覚悟ができていなかったのか「保険屋です!」っていうことを言えなくて、弊社の登録商標である「ライフプランナー」ですとか、資格を取って「ファイナンシャルプランナー」ですとか、そんなのを名乗っていたり、そんな肩書きの話とかをしていたんです。それ、逃げですからね(笑)リテラシー格差を使った、テクニックですから。
どうしてそんなことになっちゃうかと言いますと、アポイントに居留守を使われたり、そもそもアポイント依頼をして断り続けられると、どんどん心が折れてくるんです。まあ、メンタルが僕、弱いんで、どんどんプライドが壊されていく感じになるんです。
負のスパイラル、ってやつです。本当にダメになっていきます。18年前に僕が飛び込んだ、生命保険募集人という世界は、その頃は、毎年40万人が新規に募集人資格を登録し、その1年で35万人が登録を抹消するという世界です。とってもブラックですね!
今は、銀行でも、証券でも、街の代理店でも生命保険は販売されていますので、毎年の登録は100万人規模とか!ということは抹消もそれぐらい起きている(資格は所属が変わるたびに、確かとるんだと。僕、変わってないので、そこはよくわかりません)わけです。
はい、大量採用、大量脱落の世界です。親戚、身内、友人に販売したらそれで終わり。その先は自分で開拓ですから(笑)新規に生命保険募集人を採用するというのが、保険商品を作っているメーカーのマーケティングなんですね。これ正しいのですよ。だって、知り合いからの方が、騙されないですもん。駆け出しの生命保険募集人が、よく理解していなくても、騙すことはないですよね、知り合いなんですから。そこはそうだと、僕も理解をしています。
だから、というわけではないけれど、それだけ自発的に購入されない生命保険という金融商品なので、販売手数料が高く、自分でマーケティングができれば、稼げます!というのが、昔も今も変わらない僕の業界の景色です。
僕の場合は、最初の数年間は、その業界の底辺とは言いませんが、底にいました。収入はサラリーマン時代を大幅に下回り、「どう、うまくいっている」と聞かれても正直になんて答えられませんでしたし、貯金はなくなり、家族もなくしました。当たり前です、経済的に追い詰められると、普通の人は、人として駄目になります。
このように、駄目になるプロセスも、どうゆう心理になるのかも、僕は実体験者ですから、全部わかりますから(笑)「ざっきー、やばいよ」って言ってくれれば、横に寄り添って、向き合いますよ。正面から真っ当なことだけ言うんじゃなく、ちゃんと向き合いますからね、大丈夫よー。
でも、言えないことがあるのもわかります。だって、僕も、全部、経験したことだからです。苦しいし、悲しいし、認めたくないし、プライドは傷つくし、本当に自己開示なんてできないですよね。大丈夫、わかります。もう一度言いますね、僕も、全部、経験したことだからです。
僕、そんな状況の、ダメダメの時に、教えていただいた言葉が、先ほどのgoogleの記事を見た時に思い起こされました。それは、プライドという言葉の意味をこう捉えるようにしたからです。
プライド
意味1)誇り
意味2)自尊心
ザキペデディアより(笑)
プライドが高いとか、プライドが傷つく、とか言いますが、僕は、こう捉えることで、地の底からの生還を果たすきっかけになりました。
プライドという言葉には2つの意味があり、一つは誇り、一つは自尊心です。
僕の理解では、誇りというのは、自分の仕事の商品やサービスに対する想いのことで、これがないならやめちまえ!ってことです。僕は、生命保険という金融商品に誇りを持っています。駆け出しの頃よりも圧倒的に誇りを持っています。しかも、それを取り扱う担当者によって、その価値が何十倍にも極大化することを知っていますから、保険屋という言葉に誇りがあります。
最近の僕の名刺は、会社のフォーマットですから全部は削除できませんが、肩書きをできるだけ削除し、保険会社名が書かれていますから、保険屋なんだと思っていただきたく、これしかありません(笑)いろいろ、伝わるように名刺に挟む販促物の話などもおっしゃっていただきますが、大丈夫です。
堂々と「保険屋です、経営者専門です、経営されている事業の価値を上げます」で、いいのです(笑)だって、そうだから。それぐらい、誇りがあります。必要な方に、必要な保障を提供するのは、何も間違っていませんからね。
次に、自尊心があります。僕の理解では、人からどう見られているのか、というものです。僕もまだまだできませんが、これ必要ありません。そう、自尊心など捨ててしまえ!ってことです。
人は自分のことを見ていますから、他人からどう見られるのかなど気にしますよね。僕も、まだまだ気にしているところはありますけれど、実は、人はそんなに他人のことを気にしていませんし、そもそもどう見られているかなんてわからないし、そんなに興味持たれることなんて、相当に親しくならないとないんだから、気にすんな!ってことです。
そうそう、僕が言っているのは、まずは仕事の話、皆さんが仕事ととして携わっている商品やサービスが、どう見られているなんて、気にする必要は全くないということ!〇〇はおしゃれでいいとか、〇〇はスマートでかっこいいとか、そんな自尊心は捨ててしまえ!ってことです。
僕、これをきっかけとして、誇りを持って仕事をして、自尊心を捨てたから、生き残ったし、実は、そう腹落ちしてから、4年で今の会社の最高位の役職につくことになったんです、わかりやすく説明するとですけどね(笑)最近は、そうゆうことも気にならなくなりまして(笑)まあええか、だってクライアントさんに大事にされているから!って感じです。事実、大事にしていただいているクライアントさんにますます貢献していく、そんな仕事ができています。
今、現状で苦しかったり、辛かったりしている方がいらっしゃいましたら、どうぞ、このプライドという言葉を、の2つの意味に分解していただき、よろしければ自尊心を捨ててみてください。
特に最近は、どれだけ格好つけても、大きく見せてようとしても、SNSでは素の自分が出てしまいます。そしてSNSをしないということは、新たなコミュニケーションのプラットホームにご自身がいない、ということになりますから、存在すらしていない、ということになります。これは、世の流れなので、逆らわない方がいいと思います。
SNSも積極的に関わり、失敗しないとリテラシーは強化されません。たまにいらっしゃる「痛い人」の発言を見るにあたって、痛切に感じます。そして、そうゆう方の友人が、どうして指摘してあげないんだろう、とわかりますから、本当のその方が見えてします、というのが今、僕らが生きて仕事をしている世界なんです。
これ、避けられないし、逃げれないです。ダーウィンの進化論を持ち出さなくとも、変化している現在に、対応しないのは…そう思うからこそ、僕も、できるだけさらけ出しながら、自分自身の人間性を高めるよう、意識していきたいと思いました。
ね。そんな感じで、他人への他人への心遣いや、共感や、理解力を醸成できるように、自分の人間性を高める、そのきっかけとして、もし、プライドという心理バリアを除く方法として、自尊心だけを捨ててみると、ちょっとは軽くなるんじゃないかなって思うんです。僕は、そうします。誰のためって、まずは。自分のため、それができていなくて他人のためってのは、ちょっと無理していますからね♪
木﨑 利長
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
(※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)
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