昨日は、エクスマの塾生限定の実験的セミナー「エレメントE」というところに行ってきました。TGIFの金曜日の夜、会食の誘い、銀座の誘惑、そして溜まっている仕事を無視してです(笑)
僕の会社での一年間の締めは2月なんですが、前期はあることを意識して仕事をしておりました。それは好きなクライアントに積極的に関わるというものです。判断基準は自分の内面で「好きなこと」なのかどうか?
そう、客観的にビジネスになりそうとか、仕事の規模が大きいとかを無視しました(笑)そして、新規の顧客へのアプローチをやめてみました、、、
保険屋が新規開拓をしない、というのは自殺行為です(笑)生命保険募集人の仕事の90%は、顧客発見と言われる世界に、僕は生きています。仕組み的にも、制度的にも、売上がなければフルコミッションの僕は経済的に破綻しますので、マジ怖い。
でも、大好きなクライアントを中心に、自分基準で、まずはお役に立てることをという視点で動いてみたんです。で、その一年間の結果は、全く集客活動なしなかったのに、ご紹介と、問い合わせと、そして既存のお客様からの追加のみで、自分の予算はクリアーすることができちゃいました♪
一応、ボスからは「新規もやっていれば、全然、もっといったのに」と言われましたが、自分の中では、覚悟を持った実験でしたし、圧倒的にクライアントとの距離が近くなった気がしています(もちろん、逆効果だった方もいらっしゃいますよ、それはそれで覚悟の上です)
一年間のコンテストを、同じ会社の同僚5,000人で競い合い、数字での評価をされる状況は慣れていますが、それでも、自分の誇れる仕事とするためには、クライアントから本当に必要とされて、仕事をしたいという想いが、18年も取り組んでいますと出てくるようになります。そんな毎年のラットレースもきちんと走りながら「仕事のあり方を変える」ということは、本当に可能なのか?
これをアジテートしていただいたのが、エクスマでした。「新規ではなく、既存のクライアントに徹底的に尽くすこと」というマーケティングの師匠、エクスペリエンスマーケティングの藤村正宏先生(スコット)のおっしゃってることを本当に試してみた一年だったのです。
試行錯誤はありましたし、うまくいかないことも、予想外のこともありましたが、本当のクライアントはどこにいるのかは、腹落ちしたと思います。そして、気付いたというか、クライアントの皆さんに教えていただいたことがあります、僕はどんなことを考え、何でそんなことをしてるのか、という僕という「個人」を知ることで、もっと深く相談できるし、もっと仕事で関わりたい、という結果でした。
そうですよね、僕は保険屋さんなんですけどクライアントさんは、保険を買っているんじゃなくて、お悩みを解決したいだけ。そしてその悩みというのが、お金がらみのいろいろもろもだから、簡単には相談しにくいし、もっというと、なんとなく不安だけど、誰にどう相談したらいいのかもわからん!ってことが本当に多いんですよね。
単純に、わかってくれる人に依頼して、その問題を解決したいだけなんですよね。もうそれって、相手がぶっちゃけ、何考えてて、何してって、どんなやつかわからないと「無理」なんですよね。いくら肩書きがあっても、資格があっても、多分、無理(笑)だって、本当の悩みって、論理じゃなくて感性だから。
だから、前期は感性を優先したかったので、気になるものを優先してインプットするようにしていたら、映画は見るは、ライブは行くはなどなど、気付いたら、ほとんどTVを見ないし、仕事の時間がないので、早朝から会社に行くようになりました。あと、インプットを続けていると、ブログも書き続けられるようになりました。
仕事仕事って言ってっても、同じことをしているケースが多くて、せっかく今、生きているのに、変化をしない自分なんてもったいないことはしたくない!これが、一年を通して、基礎を変えてみて、ちょとだけわかったことです。
そんな状況で、実験的セミナー、「エレメントE」などという案内がきましたので、ソッコーで申し込んだ訳です。
まだまだ、自分を出せませんが(笑)ワクワクしているところです。眉毛が「ハの字」なので、Instagramでは、テッドさんとよく呼ばれます。ちょっと、嬉しい。
スコットこと、藤村正宏先生。もうね、写真撮ってる場合じゃないんよ、この空間がいいのね。
そう、これはライブなんだと思う。ライブハウスとかで、これから何がどうあんるんだろ、って言うあの感じ。言葉に相槌をうち、自ずと、独り言が出る。これは、その場に力があるということなんだな。だって、全く、眠くなんてなんねーから(笑)
で、今回のゲスト(なのかな)短パン社長こと、奥ノ谷圭祐さん。以前のスコットの出版記念セミナーで、映画のことを話したい!って言ってたから、今回はそれがきっかけなのかもしれない。
偶然にも、短パンちゃんが好きな映画ってのが、僕が好きな映画と重なってることもあって、ちょー共感。
特に、話の中に出てきた、現在公開中の「スティーブ・ジョブス」の話のところ、僕、割って入って話したかったぐらい(笑)
この映画、経営者の皆さまや、営業職の皆さまは必見です、評判とか、批評とか無視して見るべきです。
もう一度言います、この映画はマネジメントや、セールスに関わる方なら見るべきです。
再度言います、この映画はビジネスパーソンなら、絶対に見るべきです!
スティーブ・ジョブスの成功談や、その人生そのものの物語性の映画は多々ありますし、その方がエンターテインメントとしては盛り上がると思いますけど、この映画は、自分自身を仕事に掛けたことのあるビジネスパーソンなら、見るべきです(笑)というか、仕事にイマイチのっていないとか、現状に不満があるなら見たほうがいいです。
ネタバレになりますので、書きませんが、YouTubeなどで検索すれば転がっている、スティーブ・ジョブスのプレゼンテーションの裏側を描いています。あの、すごいプレゼン、そう光の部分があれば、陰の部分はものごとにはありますよね。
僕も、クライアントにプレゼンする時、お風呂場や、トイレ、電車や、会社のブースで、何度練習するのか、何度スプリクトを読むのか、何度資料を見直すのか、それでも、その時の流れ、雰囲気などなど色々左右されますが、それ以上に、そのプレゼンに向けていろんな行動を積み化させていくわけです。
経営者ではないし、スティーブ・ジョブスとは全く比べ物にはなりませんが、一人で商談に望んでいるのは一緒です。僕は、関係性だけで仕事はしたくないし、言われたことだけを仕事にするもの嫌いなので(笑)身近なところですけど、クライアントのとの関係性は、ビジネスなんて枠を超えたいんです。だから、とってもゾクゾクします。
この映画では、スティーブ・ジョブスの有名な3つの商品発表会でのプレゼン、そう、Macintosh、NextCube、そしてiMAC、そのプレゼンの裏側で何があったのががとても丁寧に、圧倒的な演技力と、細部まで行き届いた映像で描かれています。見るだけで、ビジネスマンなら、多かれ少なかれ共感できて、魂がぐらんぐらんに揺さぶられます。
そもそもこの映画は、生前のスティーブ・ジョブスが、唯一協力した、ジャーナリストのウオルター・アイザックソンさんの書籍がベースになっています。つまり、とてもエンタメ的ではない、スティーブ・ジョブスが描かれることになるわけですね。
これは、映画というものの持っている力なのかもしれません。是非、映画館でご覧にすることをお勧めします。しばらく、立てませんし、頭を整理する時間が必要になりますから、家とかで見ると、独りになりたくなった時、きついので(笑)
とまあ、こんな話、よく考えてみたら、ブログだから書けて伝えられるわけだし、SNSがあるから、繋がっているクライアントさんにも伝わるわけだし、短パンちゃんのスライドにあった、このセンテンス、ビジネスに関わっているなら、やっぱりマストだよね。
バードマンという映画の中で、かつて有名な役者だった父親が、世間から忘れられても自分のプライドに縛られている姿を見て、マネージャでもある娘が言うセリフです。冒頭の「ブログも」は追加されていますが(笑)
でも、僕も、この一年間、仕事のあり方(やり方じゃなくてね)を変えて、SNSでの発信を、試行錯誤しながらやってきて、仕事の質が向上して、結果もついてくることがわかったので、やっぱりこのことは真実なんですよ。
ブログも、Facebookも、Twitterもやっていない
ビジネスパーソンは、この世に存在しないのと同じ
ちなみに、昨日も聞かれたけれど、「ざっきーはブログやって大丈夫なの?」って(笑)
はい、僕の会社、ソーシャルメディアガイドラインてのがあって、僕、それにのっとってブログも、SNSもやっています。保険屋だからできないことはないし、保険募集についての話を書くなら、それは事前に審査が必要になるけど、書かなければ、その他の内容はガイドラインに従えば、発信はOKなんですね。
そこまで調べないで、できないって言っている人もいるんだけど、そもそも、なんで保険の話や、募集行為をブログでやりたいのかが、僕、わからないんです(笑)
だって、保険のしくみとか、商品説明なんて、ちゃんとお会いして話せば済むことなんだから、別にブログで書かなくてもいいと思うんですよ。ですよね、なんで、仕事を端折ろうとするのか、その気持ちがわからないんです。
そんなことより「この映画、絶対見るべき、だって〇〇がすっごいから〜」とか、「この料理作ってよー、ちょー美味しいから〜」とかって、商談で話せないじゃないですか、時間も限られてんだから(笑)
それを発信できるのが、ブログやSNSじゃない!これ、凄いことですよね。
本当、その体験させてくれた「エレメントE」。僕の解釈は、映画、演劇、エンターテイメント、エモーションなどの、論理やビジネス以外のエレメント(要素)が、これからの社会に関わる価値創造には、とっても重要な要素(エレメント)なんじゃないの?っていう、スコットこと藤村正宏先生のアグレッシブな提言なように思います。
木﨑 利長
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
(※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)
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