東証の株価は下がるは、為替は急激に円高になるは、CPIも上がらんし、
消費税アップ前に景気減速しとるし、どうなっとるんや!という皆さま。
お気持ちは、わかります。
気持ちを前向きに持てば、何とかなる訳でもありませんが、
マイナスに考えるよりは、そうした方がええです。
仲間と騒げば、何とかなるわけでもありませんが、
率先して消費するもの、悪いことではありません。
気持ちのよりどころや、運頼みの部分では、
僕は、何のお役にも立ちませんが、
でも、
何も問題のない人生がないように、何も問題のない経営もございません。
現在の経営の現状を把握して、問題を抽出し、解決方法を提示します。
僕が関わる財務というのは、必ず成果を出すことができます。
お金の問題というのは、残念ながら、お金でしか解決しないですから。
気持ちも、気合も、想いも、目の前のお金の問題では、すぐに効果を発揮できません。
もし、今の現状がご不安なら、お声掛け下さいね。
さて、僕はざっきー、経営者専門の保険屋さん。
財務という切り口で、企業に貢献して、キャッシュフローを適正化し、
企業の最大の目的である「継続」を支えます。
年初から続く、経済関連のニュースは、悲観的なことばかりですが、
実は、着々と、チャンスが近づいてきているのかもしれません。
シンプルに考えてみてください。
いつの世も、市場というものは、本来の思惑以上に変動するし、
オーバーシュートするんです。
上がってるものは下がるし、下がってるものは上がるんです。
明日、米ドル買おかな。だって、112円台だよ(笑)
そんな時間あるのか、わからんけど。
言いたいのは、そうゆうことで、円高になれば、米ドル資産は買いやすくなる訳です。
しかも、NYも株価は落ちているから、チャンスかな?って、調べてんだけど、
僕が狙いを定めている子たちは、、、下がりまへん。。。
なので、ドイツ銀行と、クレディ・スイスの株価をウオッチしております。
何か起きそうな、欧州の空気。この大手銀行あたりから、火が付きそうな気配なんです。
珍しいでしょ、僕がこんなこと書くの(笑)
個人の意見をぶつけたい訳じゃないし、
そもそも、そんなパーソナルな情報を、伝えたいわけじゃないから、
書かないようにしているんだけどね。
ざっきー、具体的に書いてくれないと、わかんないよ!
って言われてもいまして。
僕の考察のプロセスを、書いてみました。おおざっぱには、こんな感じなんです。
そもそも、僕は本業がありますから、
運用とかの事なんて、考えている時間などありませんが(笑)
金融機関にいる以上は、経済の流れの大枠を、掴もうとしているんです。
個人的な見解を聞かれて、当たり障りのないことしか言えないなら、
僕は、将来のクライアントの皆さんから、選んでいただくことなど、
できないですからね。
だから、自分自身のことも含め、ありとあらゆる機会と、
情報を活用して、考えるんです。これが、好きなんだな、どうも。
それにね、
運用なんて関係ないって逃げても、今後、物価が上昇して、
実質賃金も上がらない以上、預貯金てのは安全じゃないし、
ネガティブ金利施策の影響も考える必要が出てきたんです。
まあ、今までも、普通預金金利が、0.03%が、0.02%になって、
困ったなぁ、とかゆうてる姿を、TVのニュースで見ましたが、
あのね、それ以上にATMで引き出す際の手数料考えたら、
現時点でマイナス金利だっちゅーの(笑)
本当、理解していないと、奪い取られますよ、本当に。
株なんて、怖わーい、とか、、、
そんなん、経営者の皆さんのリスク(不確実性)に比べれば、
大したことありまへんがな(笑)
財務を理解するということは、株式も、債権も、為替も、
その本質を掴むことですし、
経営と一緒で、わからなければ、するべきではありません。
経営判断は皆さんが孤独に決めること。
誰かに言われてするなんてことは、ありませんよね。
資産運用っちゅうのも、同じだと思います。
さて「資産運用」と一口に言いますが、
最近聞いた話で、資産とは何か?
という、面白いアプローチがありました。
僕の師匠から聞いた言葉なんですが、
「資産運用」ということでイメージできる資産とは、
金融資産、不動産資産、人的資産に分けられると。
金融資産はわかりやすいのですが、
定義は「流動化」が直ぐできること。
そう、暴落しても、株式、債券であれば、必ず売れます。
言い換えれば、流動性資産、ということですね。
次に、不動産資産。これは、金融資産の対義語なので、
定義は「固定化」されていて、流動化するのに、
時間や、手続きなど、タイムラグが発生する資産であること。
つまり、利回り不動産のような固定性資産という訳です。
そう考えると、リートは金融資産だから違うし、
私募債や、プライベートファンドは不動産資産、だそうです。
自社株も、固定性資産。そう考えるとわかりやすい。
だから、皆さんの会社の利回り、知ってた方がいいんです。
自社株の利回りに相当するのが、ROA(売上高総資産利益率)です。
中小企業の場合、5%は超えたいところ。と言われる指標です。
確かに、自社株って、流動性ないですよね。
あとは、自宅は資産じゃないそうです(笑)
住宅費という経費ですって。
確かに、自宅は資産じゃない。この点、金融機関に居ると、よくわかります。
世間一般では、違いますけどね。
さて、残りの人的資産ですが、
これは、僕らが今後生み出す価値のこと。
分かりやすく言うと、今後、どれぐらい稼ぐんや?
っていう事です。
そう、将来性資産ってことです。
こう考えるとね、僕らのこの3つの資産、
日本という国に集中していませんか?
僕の場合、流動性資産の過半は、日本円ベースではありませんが、
この視点で考えると、資産運用の大部分は日本円ということが理解できました。
特に、将来性資産を、甘く見ていますよね。
今の仕事、金融庁認可のドメスティックな仕事ですから(笑)
資産の大部分が日本円建てなことに気づきました。
経営者の皆さん、この視点はいかがでしょうか?
流動性資産は人それぞれに分散されているのかもしれませんが、
固定性資産である自社株、もっと言えばビジネスは日本円建て、
もしくは日本の市場に限定されていませんか?
それに、経営者という立場では、日本円建てに、
ほぼ、限定されることになりませんか?
好き嫌いに関係なく、世界経済と直結しちゃっている現在は、
否応なく、世界で起きたことや、起きることに巻き込まれる、
タイムラグがどんどん無くなってきています。
「資産運用」の運用先を考える前に、
自分の資産ってのは、本当は何なんだ?
というところから始めないと、間違っちゃう気がするんですよね。
やっぱり、不安な時代には、まず、足元を確認すると、
いろんな解決策が、浮かび上がってくるんじゃないかな、って思うんですよね。
僕だけかも知れんけど(笑)
僕は、このチャンスに、流動性資産は日本円建てでは、
ない方向で、チャンスを探ろうと思います。
(このブログは、あくまでも個人の意見であり、
いかなる団体の意見を代表しません。
また、運用先などの投資判断は、ご自身の判断で行ってください)
木﨑 利長
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
(※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)
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