どうやら、2015年度に、日本を訪れた外国人の方は、2,000万人を突破た模様。
かつての年間800万人とかに比べると、大幅な増加だし、
確かに、出張などでのホテルが取りにくく、混んでいるんだなぁ、とは思います。
先日、エクスマの藤村先生の出版記念セミナーで、
白馬の五龍館のおかみさんである、中村ゆかりさんが話されていましたが、
インバウンドでのオーストラリアや、ニュージーランドなど、
スキーという共通の価値観と、南半球という気候逆転アドバンテージから、
海外からのスキーのお客様が急激に増えてきたと。
しかも、これが、SNSの口コミによる、消費行動への刺激になっているんだと。
なるほど、自然と発信されているSNSの影響って、マクロの範囲でも出ているし、
そもそも、中国を中心とする爆買い現象って、口コミですもんね。
と、納得できたわけでございます。
やっぱり、発信しないということは、存在しないと一緒。
ということも納得し、ブログも、2日間、お休みしてごめんなさいm(_ _)m
ざっきーです。経営者専門の保険屋さんです。
なんのことか、わからない方も多々いらっしゃると思いますが、
心屋仁之助さん界隈でざわざわしている、前者後者論ってのがありまして、
最初、自分は「前者」だろう!って思っていたのですが、
どうやら、「後者」なんだということが、じわじわ、わかりつつあり、
ショックとともに、まあええや、って思ってしまう自分を発見し!
オロオロ、ワクワクしております(笑)
簡単に言いますと、
僕、クソ野郎だから、クソなブログになるけど、仕方がない(笑)
だって、それが本当の僕だし、まあ、飾っても仕方ないから、
細かいことにこだわらず、発信していきたいと、覚悟したんです(笑)
そう、僕が発信するのは、
僕の大好きなクライアントの皆さん宛です。
伝わる、伝わらないではなく、伝えたーい、です。
プライベートはクソ野郎ですが、
ビジネスはクールだと、マジで思っています(笑)
だってさ、
ご依頼いただければ、必ず事業価値が上がりますし、
その結果があって、ご紹介だけで仕事してますので。
検証済み。
なーんて、かっちょいいこと言いながら、
実際は僕が「大好き〜」って思えないと、ビジネスが、真剣にならない、
つまり「大好き〜」って思えないと、結果が違うんですね。
もうね、数字のためとか、稼ぐためなんかに、自分を偽ることはやーなので、
誰にでも、何んでも、できるなんてことはない(笑)て、受け入れた訳です。
だからね、
それ以外の方への配慮をするほど、そもそも無理なんやなあ、
と、この「前者後者論」でやっと理解した「後者」なので、
他の方の事までは、よくわかりませんし、配慮できませんし、
知りません(笑)
僕は、参考なると思い、書いていきますが、トンチンカンなところもあるので、
伝わりにくいかもしれまへんが、それも僕です(笑)
しょうがねーなー、ざっきー、また、わけわからんこと書いとるな〜、
って思われたら、
わからんがな!ってゆうてください。
再度、書くかもしれんし、知らんがな!っていうかもしれませんが、
ぜーんぶ、まるっと、受け取りますので、大丈夫よー♪
さて(長いマクラで、すみません)、
実は、ちょっと前に、書きたいなあって、思ってたんですが、
自分で、グラフまとめようとか、いろいろやっているうちに、
時間が経っちゃって、、、
あかん、これは、そんなことにこだわらんと、
引用させてもらって、早めに書いたほうが、
ええな、と思ったことです。
テーマの通り、
インバウンドで、観光客が増えてることは、日本経済には良いことです。
GDPに占める消費の割合が60%の日本の場合、
成熟した社会でもあり、消費を国内需要だけで消費を拡大させるのは、
なかなか難しく、グローバルにつながった海外からの消費を取り込む、
というのは、経済の持続性において、とても重要な政策です。
で、インバウンドナビさんというサイトなぞ、よく見てるんですが、
そちらから、観光庁のデータをうまくまとめられた、国別旅行者が、
一人当たり、いくら落としているのか、ってグラフを引用します。
2014年のデータで、観光庁のサイトに数字がいっぱいあります。
四半期毎に、アンケート形式で集められたものなので、変動もしますし、
母集団が違ったりしますので、ちょっと眉唾なところもありますが、
大まかな傾向は掴めるかなと。
このグラフの時は、ベトナムが一位ですが、ずーっとデータを見ると、
やはり中国が上位を占めています。
で、こちらの国別の消費額の観光市場における規模のデータもみてくださいね。
ね、中国、凄いっすよね。
これを見てね、僕は、とっても違和感が湧くんです。
何が違和感かっていうと、
旅行先進国での、一人当たりの旅行での消費額が低いことです。
アメリカとか、カナダ、イギリス、フランス、シンガポールとかのデータが、
中国など、アジア圏よりも、低いんすよね。
これ、違和感ありませんか?
なんか、
アメリカとか、カナダ、イギリス、フランスの方っていっても、
バックパッカー的な、イメージがあるんですね。
すっげえ、ゲスなこと書きますけど、
僕自身が、海外行って、ハワイあたりであっても、
こんな落とす金額低くないです。
僕は、金融機関の会社員だから、大した事ないけど、
ホテルだけじゃなく、
食事や、アクティビティ、体験したいことや、
滅多に挑戦できないことがあったら、
わざわざ飛行機で出かけてるんだから、消費するんです。
もちろん、僕の存じ上げているクライアントさんや、
その先の、俗にゆう、富裕層の方々は、
こんな金額じゃないです。
特に、海外在住の経験者や、海外でのビジネスをされている方から伺うんですが、
日本国内のホテルって、特別な部屋と言っても、たいして特別じゃないんで、
わざわざいきたいとは思わない。って話です。
その特別な部屋の金額ってのは、ちょっとびっくりで、
「1日あたり、ホテルの宿泊費で100万円の、プレジデンシャルスイートとかですか?」
って聞いたら、、、
「1泊400〜600万円」って話です!
日本の場合、帝国ホテルなど日系にしても、リッツなどの外資にしても、
大したことないし、そんな凄い部屋がない(笑)
そりゃそうだ、フォーシーズンズのハワイ島のコテージとかでも、
1泊100万円とかありますが、泊まっているは、北米か、欧州の方ですね(笑)
あの、僕が知っているの、この程度ですけど、腹落ちする訳です。
あのね、部屋だけの話じゃなくて、
老舗温泉旅館を貸切で使いたい、なんて、要望もあるんです。
僕が聞いた話は、
「修善寺の”あさば”さんを貸し切って、歌舞伎を見たい」って、、、
まあ、あそこ、能舞台ですけね(笑)
だって、特別な事がしたいために、極東の国に来るんですよ。
しかも、そこには、彼らが持っているのとは違った、価値観や、文化があって、
とても体験したいし、その中でもスペシャリティな事をしたいのです。
食事だってそうです、
銀座のミシュラン三ツ星のお寿司屋さんが、中国からの観光客をNGにしましたが、
それは、有名店で、金払えばいいだろ、っていう旅行客を相手にしているうちは、
数は増えても単価は上がらないし、本当のロイヤルカスタマーは来ないんです。
本当にインバウンドで、めっちゃお金使う人は、文化を体験したい訳で、
「それぞれの言語による正確な解説」が必要なのだそうです。
だったら、そうゆうツアーが、アクティビティがあるのか、
という話になります。ないんですよ、ほとんど、多分ね。
さて、知ったかぶった話も面白くないので、僕の経験を。
僕の大好きな、近所のお寿司屋さんがありますが、
たまに、六本木のリッツカールトンから、外国人の旅行者が来られます。
全部、リッツのコンシェルジュがアテンドしてますので、
NG食材とか、料金も事前に交渉されているので、お店も安心ですが、
決まったものしか出せないんですね。
大将も英語わからないし、できないし、そこは仕方がない。
でも、一度、僕が独り飲みしている時に、
多分、フランス国籍のカップルが来てたんですけど、
僕、ずーっと「ツマミ」で飲んでるんで、
それが、興味津々なんです(笑)
彼らには、刺身とかなく、握りが一通りな訳ですし、
「米焼酎の冷茶割り」とかなんて、出ないくらいはずがないのです。
まあ、メニューがない店ですから、仕方ないけどね。
で、僕が食べている、白魚の天ぷらとか、
カワハギの肝和えとか、サワラの味噌漬けとか、
ガチで見てくるんで、スマフォで翻訳しながら、教えてあげたんす。
で、ちょっと分けてあげたら、その喜びようったら、ない訳で♪
結果、その店に、現金で、数万円、大将に握らせて、
帰られたらしく、僕、見知らぬ外国人に、奢ってもらったんです(笑)
後日、リッツのコンシェルジュさんから、大将に連絡があって、
いろいろヒアリングされたそうなんですが、、、
大将が言っていました。
「そもそも、コンシェルジュさんが、寿司屋の遊び方を知らんから、
決まった形になっちゃうんだよね、仕方がない。
大体、予算だけ事前に教えておいてくれれば、何とでもできるのが寿司屋。
会話はできなくても、任せてくれれば、反応を見れば、何とでもなる。
日本人だって、寿司屋の使い方、本当に楽しんでる人、少ないでしょ(笑)
それに、そもそも、うちみたい寿司屋に来たい外国人は、
知らないことを体験したいし、そのためのお金は持っていて、金払いがいい」
と。
そうなんです。
そのお店、前にも、若いスコットランド人の女性が一人で、
来られたことがるんですが、、、
その時も、僕が偶然いましてね、スマフォで解説したり、したんです。
女性一人ですしね、その方、最初、緊張されてたんですが、
他のお客さんも、近所の方が多いから、みんなが、たどたどしい英語で、
話しとかしながら、絡んでたんです。
そしたら、
最終的に、お会計で倍額以上のチップ払っていかれたんです。
あの、その方、多分、25歳ぐらいなんですよ。
でもね、着ている服とか、バッグが、高そう(笑)
時計とか、アクセサリーとかもね。
どう考えても、富裕層、しかも教養のある、って感じでした。
アメリカ、カナダ、イギリス、フランスだけでなく、
シンガポールなどの、本当に旅行でお金を使う方は、
日本では、まだ、お金落としていないのかな、と思います。
だって、落とすところがないから。
このお寿司屋さんの話し、違うお店ですけどね、
そんな状況の時に、一緒に居合わせた日本人の客が、ひそひそ話したりして、
外国人の方、居心地悪そうだったし、ご主人も、常連に気を使って、
ほっておかれたという状況に遭遇した時があって、これも仕方がないけど、
全然、受け入れ態勢ねえじゃん。って思ったんです。
そこも、ミシュランの星があったと思うな(笑)
ね、この話。超、ビジネスチャンスっぽいんですけどね(笑)
それ以外にも、デフレの影響や、爆買いなどというのは、
円安効果だったりしますけど、
そんなものじゃなく、価値があるものを、高い価格で売れるようにする。
そのためには、自分自身が、遊ばないと、体験しないと、
わからないんじゃないかなって、思ったりするんです。
ホテルもそうです。
僕、あるホテルのコーヒーラウンジ、めっちゃ使うんでですが、
ロビーにいる方の半数は、僕の名前知っているはすです。
僕も、彼らの名前を知っているので、
コーヒーラウンジでも、ホテル内のレストランでも、どこでも、
チェックインできる自信があります(笑)やってませんが。
以前は、仲のいいコンシェルジュがいて、
近所のお店の情報交換とか、僕が、仲のいい店への紹介を仲介したりと、
積極的に話してもらったことがあります。。
その時に、ホテルの使い方を教えてもらったんですね。
「家に帰ってきたと思って、使ってください」
そう、彼は言いました。
「皆、名札をつけていますので、名前で呼ばれたら、とても嬉しいです」
とも、ありがとう○○さん。これだけで、ちゃんとしたホテルは、
扱いが変わります(笑)
彼はこんな話も、
僕らホテルマンを活用されている方は、自分の家のように、くつろぐために、
何をしたくて、何をしたくないのかを示して、プロの我々を尊重して、
委ねてくれます。
我々も、そういった想いに、貢献したいと思って、仕事をしています、と。
その話を聞いた時に、この人、仕事できるんだろうな、
と思っていたら、しばらくして、海外の著名な老舗ホテルに移りました。
移られる間に、声を掛けていただき、ご挨拶をいただきました。
転職の理由は、日本での仕事の評価でした。
その理由には、報酬の低さや、そもそも、日本人のお客様が、
使ってくれないし、結果、お金も落としてくれない、という事がありました。
実際、彼は、外国人の顧客から気に入られて、移る事になった訳です。
僕らって、それぞれのいろんな業種の持っている有形無形のサービスを、
本当に使ってるんだろうか、って思うきっかけにもなった出来事でした。
この話は、僕が知っているミクロなことで、そうじゃない方も多くいるとは、
もちろん思ってはいますが、そもそも、楽しいお金の使い方を、
本当には、わかっていないのは、日本人じゃないかと思うんですね。
書いてて、気付きましたが、えれー長文ですが、もう少し。
京都の老舗の美術品を修理などする、小西工藝社という会社を立て直すべく、
社長になられた、元ゴールドマンサックスのエコノミストで、
パートナー(共同経営者)でもあった、デービット・アトキンソンさんの講演で、
聞いた話です。
「京都好きの外国人に、観光のコンサルをさせてはいけない」という話です。
なぜなら、彼らは、京都や、日本が好きなオタクであり、
そもそも、何でも日本にあるものに、共感するか、興味がある人であって、
本当に来て欲しいのは、日本も京都も、嫌いなんだけど、
それを乗り越えてでも行ってみたいな、という人に来てもらう。これが大事で、
それが出来ていないと、観光立国などにはなり得ないと。
本当の観光とは、
時間と、距離と、コストをかけてまで、どうしてもそこに行きたい、
そこで体験したい、それを感じてて見たい!
という圧倒的な欲望を喚起させることで、
日本なんて、ホテルも大したことないけど、
そんなことができるなら、嫌いだけど行こうか、
どうせ行くなら、金払うから、めくるめく体験を、優先してさせろと(笑)
つまりね、オタク的価値観てのは、同質的な価値観だから、
その範囲でしか、共感や購買を生まないし、
それは、縮小均衡かもしれないということ。
自分たちへのアンチがある視点に、
もしかしたら新たな価値のサルベージがあるかもしれなし、
人口減少が進んでいく中で、共通の価値観や、つながりに依存するのは、
インバウンドの観光という側面においては、
まだやる事があるんじゃないかな、って。
そう、京都も、寺社仏閣の入場料が増えても、
それは観光の消費が増えた、にはならんのです。
僕だったら、
茶懐石体験で、丸一日、解説付きで、最後の濃茶まで味わっていただくのを、
貸切で相当な金額で設定する、何て企画ができたら、
海外の富裕層、来ると思うけどな。
千家の方々の解説付きとか、それこそ、一人数百万でね。
もしかしたら、自分自身のビジネスにおいて、
自分だけの視点や、仲間の視点、業界の視点や、思い込みがあるんじゃないかと。
他人から見たら、すごい価値でも、自分で気がつけなければ、
強みなんかにならんかもしれません。
やっぱり、常に、複数の価値観があるんだ、というスタンスで、
客観的な視点を確保する事が大事だし、
また、自分が知らないことは、絶対に気づかない事があるってことだから、
積極的に、
自分を異文化、異なる価値観、アウエーの状況に置いておかないと、
やばいんじゃね!
同質化、均質化ってのは、こんな価値観が多様化してる時代には、
どうもしっくりこないだよね〜
いつまでも、ドキドキ、ワクワクしたい。
もう、理知的じゃなくっていいや「後者」だしね(笑)
木﨑 利長
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
(※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)
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