さて時節柄、
忘年会や、年末進行、気ぜわしさや、最後の追い込みなど、、、
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
ざっきーです。
好きな方を対象に、お節介を焼いて、財務に貢献します!、
という経営者専門の保険屋です。
仕事柄、経営者の方と話す機会が多いのですが、
本当に「経営者」っていう役職は、
つくづく辛い仕事だなあと思います。
この時期は、一年という期間の締めくくりでもありますから、
おのずと、話題は振り返りの部分と、
今後の課題が多くなりますからね。
そりゃあ、弱音もでるし、
そりゃあ、誇張もでますよ。
だって、
「経営者」って役職は、
上手くいっても、誰も褒めてくれないし、
下手したら、皆んなに恨まれるし、
承認欲求を満たすためには、
自分で、自分を、褒めるしかないから、
嘘つけないですもん。
それ、つらい。
自分を大きく見せちゃったら、本当に、大変だと思います。
明るくなくても、明るく見せたり、
楽しく見せなきゃと、楽しそうにしたり、
わからないことも、わかったふりしたり、
周りと合わせるために、合わせてみたり、
それが、役職なんだと言われたら、それまでだけど、
僕は「無理せんよーに」と思い、
接しているつもりです。
そう、接していこうと思っています。
そうはいっても、
弱音を吐いたり、弱点を見せたり、迷いを話したり、
そうゆうことをするのは、難しいと思いますが、
大丈夫。
僕は、そもそも、みんな、何らかの無理をしていることを、
前提にしていますから。
だって、僕がそうだから、
大丈夫、愚痴たれて、弱音吐いて、心情を吐露していいですよ。
僕も、経営者の端くれ、
なんちゃって一人親方(笑)だけど、
一応、会社員だから、
デイリーで業績ランキングが掲示されていたり、
処遇や、肩書き、ファシリティーや、社章の色(笑 ヤクザみたい)など、
もろもろのツールを、上手く自分の承認要求などに置き換えて、
いろんな感情をやり過ごしています。
だから「経営者」という役職の方が、
広く抱えている「孤独感」との接し方を、
ちょっとは理解しているつもりです。
だから、たまに、何もかも忘れて、
「うぇーい」したいときも、
ただ話を、誰かとしたいときも、
ただただ、褒めて欲しいときも、
ゆうてくださいね。
孤独感がなくなるギリギリのところで、
でも独りで判断するところで、止めますから♪
それを繰り返すと、楽になるんじゃないかな。
決着をつけないで、まるっと受け止めること、
それが、自分自身との落としどろこじゃないかと思うんです。
さて、
ここ数日で、3人の全く違う立場の方々から、
おんなじセリフを聞きました。
ひとりは僕の師匠、ひとりは同じ仕事の同僚、ひとりはお客様です。
その言葉が、
「経営者は孤独を友とする」
です。
この言葉、他の方からも、よく聞きますし、
僕のクライアントのなかでも、比較的事業規模が大きい会社であったり、
とても財務内容が良く、信用格付けの高い会社の経営者の方からお聞きしました。
僕自身も、なんちゃって一人親方ですし、
小さな事業主ですから、「孤独感」について、
理解はしているつもりでしたが、
立て続けに、同じセリフを、ここ一週間の間に伺うと、
やっぱり、強い印象に残ります。
まず、師匠が、その話の中でおっしゃったことは、
「経営者は判断するのが仕事だし、一人で全責任を取らなきゃいけない、
いざとなれば、家族も切り離し、
自分一人で経営責任を取らざるを得ないから、
当たり前だけど、群れてはいけない。
孤独を友とするのはトレーニングの一環、
経営者が最も気を付けることは、自分以外の他人に迷惑をかける事、
家族にも、迷惑をかけるべきではないので、
その程度の環境が厳しいというなら、経営者はやるべきではない」
うーん、厳しい。
僕、たぶんご指摘受けてるんだと思います(涙目)
「いくら友人だと言っても、経営者はすべてをさらけ出せないし、
してはいけないし、したとしても、
誰もその責任の一端を持つことはできない。
友人だからこそ、一定の距離を持つべきだし、巻き込んではいけないから、
独りではないが、孤独を友としないと、友を巻き込むことになる。
そう、うわべの付き合いではいけないからこそ、孤独を友とするのだ」
と。
深い、、、うーん、深い。
それに、本当に師匠は、自分に厳しいです。
次に、
同じ会社の同僚ですが、年齢的には僕よりも年上の方で、
人格者でもある方との話の中で、おっしゃった事は、こうです。
「ざっきーはさ、ゴルフやんないの?やればいのに。
なぜなら、経営者は孤独で、心の底から遊んだり、
趣味に没頭することは少なく、
特に、それなりの方であればあるほど、孤独だからさ。
趣味と言っても、仕事を完全に忘れるなんてことできないから、
ゴルフのような、仕事につながる事を趣味というか、
時間つぶしにされている方が多く、そういった時間を一緒に
過ごすことで、ちょっとだけ、相手に負担がかからない範囲で、
本音の話をしたりするんだよ。」
なるほど!
じゃあ、ゴルフが趣味の〇〇さんは、一石二鳥ですね。と、言ってみましたところ、
「違うよ。俺、ゴルフ、そんなに好きじゃないし、でも、一緒に周るなら、
気を使わせる訳にはいかないし、
そもそも、ゴルフは自分のためにするもんじゃない」
って!
えー、そうなの?
それでシングルって、どうゆうこと?
流石に、経営者のハートを、
本質的にとらえている方の話は、凄いなぁと、
あらためて思い知った次第です。
また、あるクライアントの方からは、こんな話でした。
「駆け出し経営者の頃は、孤独が嫌だし、
話だけでも聞いてもらいたかったので、取引相手の先輩方や、
夜の街にも入り浸ったけど(笑)
結局、経営者は、自分ですべて判断するしかないことに、
自ずと気付いた。
だから、話すと言っても家族とだったり、
その分野の専門家とだったりと、内容ごとに相手を変え、
基本は、独りで決めることを、腹落ちした上で話をする。
孤独であるのは当たり前で、でも、それを理解しているから、
独りな訳ではない。
だから、お互いを尊重しあえる関係性が構築できる」
と。
凄いです、僕よりも年下の経営者の方ですし、
腹を括っていらっしゃいます。
この話題、異論反論あると思いますが、
僕の理解はこうです。
この話の共通している部分が、
「孤独を理解することで、初めて独りじゃないことに気づく」
という点じゃないのかな、と。
「イエスマンを置かない」「同質で群れない」「全てが仕事であることを忘れない」
などなど、いろんな諺がありますが、
その根底にあるのは「経営者」という役職に付いて回る、
孤独感をどう乗りこなすか、という課題のような気がするからなのです。
「経営者」という役職は、
リターンが大きい分だけ、リスクが大きいです。
このリスクとリターンの関係は、必ずトレードオフされていますから、
リスクから未然に守るのが、僕の仕事です。
保険屋ですからね(笑)
だから、僕は、イエスマンにはなりませんし、同質化もしません。
だって、
「孤独を友としている」経営者の皆さんは、本当に素敵だから。
僕もそう在りたい、と思っているからです。
木﨑 利長
化学メーカーの住宅部門に約9年。1999年2月生命保険会社に、ライフプランナーとして参画。
具体的には、上場企業を含む約80社の親密取引先のご縁を中心に、生命保険契約をお預かりしており、財務や資金繰りといった経営課題ついての改善や、売上を伸ばすための営業研修など、お客様の事業価値を向上させるための具体的なソリューションを提供し、経営者の弱音をも受け止められる担当者を目指し日々精進中です。
(※このブログでの意見は全て個人の意見であり所属する団体の意見を代表するものではありません。)
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